野菜作りから生まれる『縁』を繋いで ~犬飼啓郎さん~

職業      :農業(犬飼農en
出身地     :愛知県
年代      :30代
移住前の住まい :静岡県
移住年     :2015年
家族構成    :単身
移住の種別   :Iターン

移住のきっかけ

移住前は静岡県で乳業メーカーで営業の営業を担当していました。その頃、休日を利用して月に1度農業体験をしていたんです。自分で栽培した野菜をたくさんの人に食べていただきたいという想いと自分が栽培した野菜を食べたいと言っていただける、そんな農家にあこがれて、脱サラし農業研修、就農の道を歩みはじめました。

移住までの流れ(移住地探し、住居探し、職探しなど)

初めは山梨県内の農家さんの所で1年間研修をしながら、家と畑を探していました。その後、韮崎市に移住を決めたのは、その時からお世話になっていた先輩移住者からのすすめがきっかけでした。その方が経営するお店に野菜を卸していたこともあり、韮崎市の穴山町という地域は移住者と地域住民との人付き合いがよく、非常に住みやすい地域であることを知ったんです。

けれど、家を見つけるのにはすごく苦労しましたね。初めは穴山町の方から紹介してもらい、賃貸で住んでいました。それから空き家を見つけて、思い切って購入したんです。やっぱり地域に住んで自治会行事や消防団の活動にも参加している方が情報も増えますし、信頼関係も築けます。畑も紹介してもらいましたし、本当にいろいろと支援していただきました。「移住者と地域住民との人付き合いがよい」というのも実感しましたね。

移住してから

現在は、約1haの農地を借りて、年間約130種類の野菜を栽培し、宅配販売を中心に全国へ旬の野菜をお届けしています。販路を拡大しながら、今ある圃場を効率よく活用して、たくさん収穫できるようにしたいと思っています。

イノシシやシカの獣害も増えてきて、そういった対策もしていかなければいけないですし、SNSを活用しての情報発信も欠かせません。3年目を迎えて、試行錯誤しながら取り組んでいます。

これから

地域に馴染むのも、野菜を買っていただくのも信頼していただくことが大事です。野菜作りから生まれた「縁」を繋いで、地域やお客さんとの関係を繋いでいきたいです。そんな想いで屋号は「犬飼農en」にしたんです。

今後は農業体験や畑でのイベントなども開催してみたいですね。収穫体験だったり、収穫した野菜でBBQをしたり。いろんな人と繋がりたいです。

 

2019年3月30日移住者の声農業