移住者の声【伊藤さん】

神山町 伊藤さん 大阪府出身

大阪から二世帯移住
神山町の伊藤さんは、由美加さんご夫婦とお子さん2人、そしてご主人のご両親の6人家族です。三世代二世帯移住で、最初は由美加さんご家族から、続いてご両親の三郎さんご夫婦が。これにはいろいろ理由があるのです。

まず、由美加さんのお子さんにアレルギーがあり、ネットでいろいろ調べていると、『田舎暮らし』というキーワードを見つけます。そこからさらに検索し、山梨県で田舎暮らしを推奨している人にたどり着きます。まだここまで、田舎暮らしがブームになっていない頃のこと。子どもを元気にしたいという一心で、家族で山梨に移住することを決意。ご主人の仕事はそこから探し始めたので、思い切った決断ですね。

由美加さんご家族が山梨に移住して数年後、今度は三郎さんの体に異変が。大病をして、手術をされました。その後、病気療養も兼ねて、山梨の由美加さんの家でしばらく生活しました。息子さんが「一緒に住もう」と提案してくれたことから、山梨での移住を決意されたそうです。

由美加さんの友人を通して、韮崎市神山町の物件を購入。まだ市外の賃貸住宅で生活していた由美加さんご家族でしたが、お子さんの義務教育終了を待って、三郎さんと同居されました。三世代の生活になるのを機に、物置として使っていた離れを、三郎さんご夫婦の部屋として改修。フローリングや壁の張り替えなど、三郎さんご自身が2か月かけてリフォームされたそうです。他にも三郎さんの工作物がたくさん。手作りのパソコンラックや、桐や欅の箪笥を再生したもの、また手作りこんにゃくを作るための型、思考を凝らした自家製燻製器など。また、母屋の掘り炬燵も、三郎さんの手作りだそうです。もう工作の域を超えていますね。

今年78歳になられたとは思えない、元気な三郎さん。四季を感じられる景色が綺麗で、毎日のようにカメラを持って出かけています。また、渓流釣りが趣味で、魚をたくさん釣っては燻製に。三郎さんが畑で育てた野菜も美味しく、由美加さんは専ら調理担当。毎日新鮮で美味しいものが食べられることに、幸せを感じているそうです。そして何より、自宅前から見える富士山と八ヶ岳に、毎日癒されているという伊藤さんご一家です。

移住者の声